2013年12月8日日曜日

成果のない安倍経済外交


安倍総理は、就任以来、20カ国以上を訪問し、110名以上の外国首脳と会ったとしているが、特別な事ではない。予算を使えば誰でも可能なことだ。

本人は、中国包囲網のつもりで、全てが国益に繋がり、国民に対して正当性を訴えているのだが、はたして結果はどうなったのか?

ミャンマーを例にとってみたい。

既に報道されたように、多額のODAを拠出したにも関わらず、プロジェクトをひとつも獲得できなかった。

対する中国はどうであろう。益々存在感を増すばかりだ。

日本は、ミャンマーと国境問題を抱える中国に対しマイナス評価をしていたが、見事に裏切られてしまった。

おそらく、インド、ベトナム、フィリピン、タイ、カンボジアも同様の傾向になるのは間違いない。

日本政府のやり方は全く変わらず、現状に即してしない。鉄道や技術の売り込みしかせず、相手国の事情を理解していないのではないか。

ODAもそれなりの効果はあるが、あくまでも一時的なものであり、相手国の産業創出に必ずしも結びつくものではない。

対する中国は、広大な市場を結びつけた具体的な取り組みをしており、かつ長期的なものとなっている。

日本政府は、ロシア外交の成果をアピールするが、安倍政権だからではない。エネルギーを売りたいだけで、日本を得意先と見ているだけだ。

安倍政権の問題は、そのあたりの意識があまく、世界情勢を捉えておらず、自分だけを評価する辞意的外交となっており、既に論じるものではなくなった。

米中関係に対しても、互いに抱える問題ばかりに目を奪われ、解決しようとする両国の意思を評価しようとせず、積み重ねる米中対話を冷やかに見るばかりでレベルが低いと言わざるを得ない。

日本人は、負けると相手を讃えるどころか憎しみを持つようである。人の努力や成功を認めたくないようで、失敗する事を望んでいるばかりである。

おそらく、途上国はこれを見抜いているのではないだろうか。

外交とは、相手国と折衝する前に自分達の意識を変えるところから始めるものではなかろうか。

http://www.facebook.com/shimojok

http://www.keidanren.or.jp/journal/times/2013/1114_01.html

Skimlinks Test