2013年11月4日月曜日

日本は脱原発に走るべきか?


トリウム原発をご存知だろうか?

トリウム原発は、1960年代にオークリッジ国立研究所 (ORNL) で溶融塩原子炉(MSR)と共に研究が進められていた。溶融塩原子炉実験装置 (MSRE) が設置さている。

しかし、プルトニウムの核兵器開発を必要とした米国は、プルトニウムを大量に生産しないトリウム開発をしていたオークリッジ国立研究所 (ORNL)や、同じく開発をしていた日本に圧力をかけ中断させている。

トリウム原発
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/トリウム燃料サイクル
溶融塩原子炉
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/溶融塩原子炉

ところが、福島原発事故以前より、米国ではトリウム原発開発が進められており、中国、インド、北欧でも同様の動きとなっている。

さらに、Google Tech Talks でも取り上げられていた。

中国が独占意欲「トリウム原発」とは
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110225/218599/?rt=nocnt
Google Tech Talks
http://energyfromthorium.com/google-tech-talks/

特に、中国では江沢民の息子が責任者に任命され、海外から専門家を招聘し研究が進んでいる。

それに対して日本はどうなのか?

先日、日本政府の原発関係者から、中国の状況の問い合わせを受けたが、日本は、脱原発か、再稼働かの選択しか考えていないようだ。

私は中国政府にアドバイスする際にも、日本を事例にして出来る限りの選択肢を提供するようにしている。

日本の意思決定のプロセスにも関わるのだが、日本のやり方は、最初から線路を敷き、異なる要素や意見を排除してから、ほとんど同じ考え方のイエスマンで組織を作る。

研究開発と言うものは、いつ何が起こるか分からないものだ。
副産物の可能性に富むため、フレキシブルな対応が必要だ。

しかし、出口を決めて走る日本では、それは許されない場合が多いようで、高速増殖炉「もんじゅ」の開発や、今回の汚染水処理技術の選択も同様だ。

少なくとも、私の周りには、汚染水を解決する技術が存在する。

私は専門家ではないが、「もんじゅ」の開発でも同様な気がしている。優秀な日本人は、必ず成果を出すと信じている。


ところで、日本はトリウム原発の研究開発をどうするのだろう?

ポピュリズムに走りがちで愚かな日本人は、知識がないにも関わらず、トリウムだろうと、ウランだろうと、原発には変わりがないとする人が多い。

京大の小出教授でさえ、はなから危険だと聞く耳を持たないでいる。
トリウム溶融塩炉と一言で言うのだが、60年代当時と比較すると、関連技術は格段に進歩しているものと思われる。
技術的な問題があるとしても、かなり解決するはずだ。

保身しか考えず、それを検証しない反原発専門家や、ポピュリズムつまり、票しか頭にない政治家は、トリウム原発の研究開発を言い出すことはあるまい。

福島原発事故直後に、某副大臣と話した際に伺ったが、全くご存知ではなかった事と、その後もアクションがない事は非常に残念であった。

https://www.facebook.com/shimojok

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