安倍政権が発足し来月で一年が経過するが、外交政策の核である日米関係について、現在の世界の情勢、また、今後のグローバル社会の視点で考えてみたい。
まず、日本にとって日米安保とは、どのような意味があるのだろうか?
歴史的に見ると、冷戦環境下、旧ソ連を中心とする東側諸国への対抗策というものがベースにあった。
戦後、朝鮮戦争、ベトナム戦争において、米国とソ連が対峙し、キューバ危機と、当時は東西が様々な戦略戦術による駆け引きが行われるなど不安定な時代であった。
そんな状況下、平和憲法により軍隊を持たない日本は、かつての交戦国であった米国の傘に守られ、経済的にも大きな恩恵を受けてきた。
しかし、日米安保の本質は、地位協定に見られるように、米国の軍事戦略の一環だと言って良い。
ベトナム戦争、アフガン戦争、イラク戦争などにおいて、沖縄米軍基地は重要な位置づけであったはずだ。
ところが、冷戦が集結し、米国は、中東からの撤退、アジアへの経済シフト、そして米中経済戦略対話へと進めてきた中で、米国にとって日米安保のプライオリティはどう変化していくのだろう?
間違いなく、米中関係を中心とする中での位置づけになるはずだ。
それを日本は十分に考える必要があろう。
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米中戦略対話、投資協定の全分野交渉開始で合意
http://jp.fujitsu.com/group/fri/column/opinion/201307/2013-7-3.html