2013年11月10日日曜日

感情と対話

 人の感情や考えは分からないものだ。
人は自分をどう見ているのか、どんな印象をもっているのか、上手く話せるのかなど、特に自分との関わりは気になるものだ。

高校時代にこんなこともあった事を記憶している。

いつも隣のクラスの教室を通り過ぎる度に、目が合い、次第に睨み合うようになった生意気なヤツ。

次第に感情が入り積極的に刺激を与えるが如く睨み返す。

しかし、半年ほど経ったあたりだろうか?そのクラスにいた同じバスケット部の同僚と仲良く話す中に混じり、ヤツと話す機会があった。

何の事はない。紹介されるまでもなく、お互いの名前をしるまでになっていた我々はすぐに打ち解け、何も無かったように仲間になったものだ。今でも付き合いはある。

高校のバスケットボールの試合では、気になる競合校の同じポジションのヤツといつもぶつかり、ついつい過激なプレーとなり感情的な試合が3年続くことになった。

しかし、卒業後、大先輩に誘われ社会人チームに入りプレーしていると、ヤツも後から入ってきたのだった。

非常にいいヤツで、人望もあり、こちらも長く付き合っている。

社会人になってからのことだ。

当時、通信業界にいた私のいた会社は米国の技術、輸入にたユニットを国内で展開していた。

営業の最前線にいた私はあらゆる可能性ある企業にアプローチをかけ、あらゆる情報を集め、様々な手段で展開していた。

しかし、競合他社が数社ある中である企業と業界を二分することになる。

ソフトでは我々にアドバンテージがあるが、ユニットの信頼性は日本企業である彼らの方が有利だった。

そこでハードの信頼性を上げ、再び正面からぶつかり合うことになった。

我々の導入成果は素晴らしいものがあったが、誰もが知る大手メーカーの彼らは、あらゆる手を尽くして対抗してきた。

次第に、プロモーション、プリセールスを通じて、直接交戦する機会も増えてきた。

先頭に立ったのが、優秀な技術陣を背後にした私と、多部門を牛耳る噂のアイツだった。

しかし、5年が経過、デジタル時代に突入した業界では、あらゆる変化が起こり、全く異なる案件を創出した私は、偶然、気になるアイツと出会う事になったのである。

彼も私を相当気にしていたようであり、同じ目的を持ち同じ立場にあった我々は、数回言葉を交わすと、すぐに仲の良い飲み友達になった。偶然、同じ歳だったこともあり、その後の情報交換を欠かしたことはない。

10年以上前、中国の地方都市を訪問した時のことだ。当時この界隈は、まだ古い中国の町並みが残り、日本の製品も少なく、日本人を目にする事もなかった。

ある技術支援が目的で、地方政府の役人、専門家が集まり、会合の後で、例の如く円卓での食事会が始まった。10数人掛テーブルが二つ。当然、日本人は私一人だけである。色々な歓談をしたのち、妙に私を見る目が異様だったので、通訳を通じて聞いてみた。

Q.貴方がたは日本人をどう思いますか?
A.色々な技術を持ち、優秀な人々だと思います。

Q.日本人は好きになれますか?
A.真面目で安心できるため、なれると思います。

Q.貴方達に、たくさんの日本人の友人はいますか?
A.貴方がはじめてです。

その後の会話は、交わっていない日本人には恐怖を覚えるが、こうして話す機会があり、お互い理解できることがなんて素晴らしいのかというものであった。

話が回りくどくなったが、言わんとしていることは、まず、機会を作り対話すべきだと言うことだ。

それが外交と言うものだと思うのだが、日本政府は理解はするものの、なかなか進まないようだ。

よくよく考えると、これは国民性が原因となっているのかも知れない。

次回は国民性について書いてみたい。

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