2013年8月10日土曜日

参院選後の日本(再)

   参議院選挙は予想通り自民党の圧勝に終わった。

但し、今回のこの「予想通り」とは、落胆的なものであり将来を期待する明るいものではない。

52.61%という投票率の低さも想定内であり、それ位、変化を期待する要素がない非常につまらない選挙であった。

経済成長問題、TPP問題、エネルギー問題、医療問題、外交問題、社会保障問題など、本来、争点はたくさんあったはずだが、期日中に決めるべき法案も先送りし、国会議員は上述の問題の本質を討議すらしない事が分かったからであり、もはや、この国を政治家ごときに任せてはおけないと言う事だろう。

様々な立場の人に聞いたのだが、まず出てくる言葉は、尊敬し期待できる政治家が一人もいない事。

政治家も官僚も相変わらず利権の保護と創出をしている。参院選まで何もしなかったが、今後も変わる事はない。目的を果たしたから、あえて地雷を踏む必要もないと考えるばかりだ。結局、政治家は政局のためにしか時間を使わず、あとは党内の権力構造に癒着し将来の姿を描いて行くのだろうか。

私も事実、参院選までは時間がないと、話を引き伸ばされた政治家が複数いる。果たして話を引き戻せるのか?この数ヶ月が、政治家への信頼度におけるある種の試金石になるだろうが、未だに何の音沙汰もない。

言い訳は、お盆、夏休みと地元のイベントへの参加話ばかりで、経済成長や外交などは全く頭にないようだ。

Twitter、Facebookの投稿を見ると、くだらない幸せな内容ばかりで、これで務まるのか心配な人ばかりだ。

さて、 今回の投票率は、ネット解禁選挙でもあったに関わらず、戦後三番目に低いものであったのだが、その原因には様々な要因が考えられる。

まず、与党、野党共に具体的で期待でき得る政策提言がなかったこと。政治家としての姿勢、真摯さに欠けること。もはや、尊敬に値しない事。つまり、該当者が見当たらないと言う事であろう。

これを言うと、選挙権を持つ国民が選挙に行かない事は許せないなでのお叱りを受ける事もある。しかし、上述のような考えを持つ人々は、叱る側より深く政治を考えたり関わったりしているものだ。逆に、該当者もいないのに投票するのもおかしい話だとも考えられる。有権者は選挙と言う権利を持っているだけであり、棄権も一つの意思の現れのはずだ。

日本の選挙制度を、この棄権者をどう取り込むかを考える時期に来たのかも知れない。

よって、安倍総理が国民の信任を得たとのコメントは妥当ではないはずだ。

最後に、選挙とは何か?

国民主権の下、国民の意見を吸い上げ、議会制(代議制)民主主義による合議が基本である。

しかし、日本国民は知恵や知識はあるが、ある意味で国民は無知なままであり、代議士と言うオピニオンリーダーを選んでいるわけだ。

しかし、55体制以後、社会環境が激変し、政党間のイデオロギーも、政策にも大きな違いが見られなくなった。

既に、異なるイデオロギーは不要の時代であるならば、政党政治も不要となったのではないか。

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