2013年9月15日日曜日

中国ビジネスも外交は感情が左右する

  よく人に聞かれることがある。「あなたは中国が好きなんですね?」

確かに、私は中国が好きである。しかしそれは、特定、特別の意識ではなく、今の情勢の中、環境、エネルギー、水、また、政治に関係する、今の自身の立ち位置が好ましいものと考えるからであろう。

一方、米国も嫌いではないし、旅でも仕事でも、自分の活躍の場があり、プレゼンスが示せれば、どこでも良いのだとも考えている。

外交に話を戻そう。

中国国務院や関係者と話す際、中国の政治システムや過去の歴史に対する評価、改善策、海外の事例について話題になる事が多い。

つまり、目的は改善であり、過去または現状ではないと言う事だ。

経済であれ、外交であり何であれ、過去や現在を主題にすると、様々な摩擦が起こるものだ。
常に感情が付きまとう。

ましてや、中国は戦争被害国である。物理的、感情的に何でも言える立場にある。

しかし、当時の周恩来は、日本国民に賠償をさせるには忍びないと、補償を回避させた。日本の対米政策も変更しなくて良いとした。大きな譲歩であろう。

日本政府は、胸を撫で下ろしたのだろうが、周総理、毛沢東の胸中や、それに従う中国人民の気持ちを考えた事があるのだろうか?

日本は常に、自国の事だけを語り、他国の状況を察知し対応した事など記憶にないと思うのは私だけだろうか?

真珠湾攻撃然り、武士道の国にあらぬ行動だが、それを大きく批判する事もなかった。

一体、日本人は何を誇りとしてきたのだろう。今後、何を誇りとして行くのだろう?


そう考えながら、日本は今、世界に影響を与え、理解ある先進国として、逆に中国の意向を汲み取る必要がある。

尖閣問題に関しても、落とし所はともかく、柔軟に話を聞く立場にあるはずだ。日米関係に勝る、具体的な日中関係構築を掲げ、対話に持ち込む必要があろう。

無意味な国内のイデオロギーに邪魔されるのではなく、安倍総理自らが行動、対話し、解決に向かう意思を見せる必要がある。

それが出来なければ、もはや首相に留まる資格はない。
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